山の話㉓ 子供時代の思い出① 他

 昨日は某建設会社の出向での3K仕事でした。午後からは汗もかき、肉体労働はきついですが汗をかくことは気持ちがいいものです。そろそろ、田んぼの準備にそれぞれが活動を始めているようです。

 小学生の頃は、大原開拓地から現在の山菜会館(今は営業していなく、後ろ側の工場が校舎痕であった)まで歩いて通いました。冬は寮に泊っていて5月頃から残雪の残る道を歩いて通っていたのです。今では杉花粉が問題になりますが、その当時は煙幕遊びというのがあって、杉の枝をゆすり花粉を撒き散らかすのが楽しかった記憶があります。
 雪も消えるとスカンポ(イタドリ)が芽吹き、その季節の一番のおやつでした。スカンポが終わるとヤマツツジの花を食べます。これはほんのりと薄甘く酸味があっておいしい方でした。あとはウラジロヨウラクの花を額でつぶしそのまま食べました。額でつぶすことに何か意味があったのだろうか?と今でも思いますが、釣鐘状の花弁が潰され、中の蜜を味わいやすい行為だったのかもしれませんね。あと変わったものとして、カタバミの葉も酸味があったのでよく食べました。タニウツギの花弁を外して蜜を吸ったりもしましたね、そう言えば。
 春を過ぎると初夏となり、一番の御馳走は桑の実でした。フキの葉に実をいっぱい入れ、口許に充ててぎゅっと絞り、まずクワイチゴの生ジュースをいただきます。残った実は口いっぱい頬張りました。なにしろ、おやつ類は自己調達に近い生活でしたから、イワナシの酸っぱい実なども御馳走でしたね。 
 イチゴは他にもクマイチゴなどが美味しい部類で、ナワシロイチゴなどもよく食べました。夏からは秋へと向かう頃、ヤマユリの花弁の蜜を舐め、雄蕊の少し干からびたものを食しました。これが意外に美味いものでした。変わったところでは、ススキの幼穂ですね。まだ穂が出ていない、少し膨らんだ部分を割いて中の柔らかい部分を生で食べるのです。ほんのりと甘く、なめらかな触感を味わうことができました。また、道端に這い出たヤマブドウの蔓などもそのまま生で食べました。
 秋はいよいよ実りの季節で、アケビや山ブドウなど、見つけると藪に突っ込んでいったものです。ヤマブドウよりも小粒で、あの当時「サナズラ」と呼ばれていたのは、たぶん今でいうサンカクヅルの事だろうと思います。この季節、クワイチゴと匹敵する美味さを持った果実はやはりサルナシでしょうね。
 変わったところではヤブデマリの実を「モチ」と言って食べていました。食べているとガム質のものが口になかに残り、それをモチと言っていたのかもしれません。さらに異常ともいえるものを食べていたのですが、ミズナラの葉にできたきれいな赤い虫嬰を食べていました。あれは実は甘いのです。昔はそのようなことは知らず食べていましたが、あの中にコバチの幼虫が一匹づつ入っているんですね。それごと食べていたのでしょうけれど、虫とミズナラの共生だったのでしょうか、甘さを与えてコバチの幼虫を育んでいたのでしょうか。
 少年期は他にもいろんな冒険や遊びをしてきました。それはまた次の投稿で書いていきます。

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この記事へのコメント

2020年04月19日 05:24
お読みくださり、ありがとうございます。