ネタ切れにつき
稚拙ですが、ストックしておいた詩があるのでご覧ください。
『夕日』これは、熊狩りのときの詩です。
他3作は、全く行ったことなどないのですが、ネットで調べて作った詩です。
3作ともに世界遺産のある場所の詩です。
『夕日』
残雪が残る夕暮れ
熟んだ真っ赤な巨大な太陽
しとどに赤く濡れ
重い体を山並みに沈み込ませている
凍った風と鋭角な緊迫
巨大な黒
山峡のデブリの渓谷で
鳴らされた銃声
耳の中に飛び散る
猟人の唇
生臭い声
イヤホンが震える
沢の源頭には
二十貫の漆黒のシシが横たわる
一点を見つめたシシは
咆哮を残し供物となった
ザクッザクッと雪をへつる
肩に食い込む獲物の部位
心の鋼は鞘に仕舞いこみ
山をあとにする
白いたおやかな稜線に差す太陽は
ひとしきり白く輝き
さめざめと風と戯れ
終日、猟人たちを照らし続けた
赤く赤く燃え滾った熱をさらうように
ひととき、ひととき
揺れながら重い太陽が沈んでゆく
『九塞溝』
億万年前の海が割れ立ち上がり
生き物は明日へ明日へと生き急ぎ
とどまるところを知らない
唯一つそこにあるのは普遍の石灰
しりしりと蠢く生き物たちの下で目を瞑り
そして尚今もまだ瞑想する
源のチベットの山脈から零れ落ちた滴りは
夥しい緑を育てやがて体内に還り熟成する
その飽和された水は石灰によってやさしく研ぎ澄まされ
幾百もの湖へと注がれる
女神が落とした鏡の破片、エメラルドグリーン
挙動された眼球、私は破壊される、血液を抜かれ臓器が抜かれる、体液も脳漿も空を飛び血管が紐のように空へと舞い上がり、私の全てが天空へと消えてゆく
透明になった私
はその景色を確りと見ている
そしていつしか嘉陵裸裂尻魚になり
石灰に洗われた滑らかな体でうっとりと泳ぎはじめる
『氷河』
フォルクローレの湿った音がを雪を乱舞させる、6000mの峰峰が雪を受け止める、アンデスは動かない、目を瞑り雪の結晶を両腕で抱きながら、訪れた雪の粒子を懐で熟成させる、雪の粒子は互いに肌を寄せ合い結合する、夥しい雪が膨大な雪たちが堆積を繰り返し、重水のような氷が精製されてゆく、密実に圧縮され、眠る真実が形成され、果てしない時を戸惑うこともなく目を瞑り続ける、母なるアンデスの奏でる万年の時空を経過し湖へと旅する、旅の終わりはそれは死ではなく創生にも似て。しかし追憶の静寂の末路の叫びは聞こえてくる、巨大な透明な塊が摩擦音の嗚咽を漏らし湖に沈んでゆく、擦れた氷から白い血しぶきと吐息が漏れそれは悲しく凄惨ではあるけれど、何処か安堵にも似た叫びなのかもしれない。
『バーミアン』
仏の毛細が不毛の地へ広がり
谷に偶像が作られた
念仏を唱えながら鑿を振るい
涅槃の桃源郷へと想いを巡らせた
やがてイスラームの風が谷を覆い
偶像はつくられたもの 神ではない
仏像に帰依するものたちは
神をめぐって血塗られた
偶像は残り 谷を見つめた
1500年虚空を見
星が流れた
処刑された硝煙が混濁を招き
イスラームの教えが分断される
濃きアフガンの血は
あらゆるものへと立ち向かう
世界を巻き込んだ聖戦
砲撃が谷に響き
茶色い岩煙が飛び散る
乾いた空間に土が破裂する
破砕された眼球と肉片 足が放物線を描く
大仏の泪は乾き 目は千切られる
合掌された手が砕ける
ナンを買いに来た幼子が殺される
瓦礫の片隅に目を剥く子供
干乾びた血はどす黒く
ハエが飛び交う
殺された・・と報道
巨額な富で遺跡は修復
遺跡は守らなければならないのだと
私は破壊されよう
多くの生ける人々の
生き血を啜ってはいけない
心の中にある
神々に祈れ
『夕日』これは、熊狩りのときの詩です。
他3作は、全く行ったことなどないのですが、ネットで調べて作った詩です。
3作ともに世界遺産のある場所の詩です。
『夕日』
残雪が残る夕暮れ
熟んだ真っ赤な巨大な太陽
しとどに赤く濡れ
重い体を山並みに沈み込ませている
凍った風と鋭角な緊迫
巨大な黒
山峡のデブリの渓谷で
鳴らされた銃声
耳の中に飛び散る
猟人の唇
生臭い声
イヤホンが震える
沢の源頭には
二十貫の漆黒のシシが横たわる
一点を見つめたシシは
咆哮を残し供物となった
ザクッザクッと雪をへつる
肩に食い込む獲物の部位
心の鋼は鞘に仕舞いこみ
山をあとにする
白いたおやかな稜線に差す太陽は
ひとしきり白く輝き
さめざめと風と戯れ
終日、猟人たちを照らし続けた
赤く赤く燃え滾った熱をさらうように
ひととき、ひととき
揺れながら重い太陽が沈んでゆく
『九塞溝』
億万年前の海が割れ立ち上がり
生き物は明日へ明日へと生き急ぎ
とどまるところを知らない
唯一つそこにあるのは普遍の石灰
しりしりと蠢く生き物たちの下で目を瞑り
そして尚今もまだ瞑想する
源のチベットの山脈から零れ落ちた滴りは
夥しい緑を育てやがて体内に還り熟成する
その飽和された水は石灰によってやさしく研ぎ澄まされ
幾百もの湖へと注がれる
女神が落とした鏡の破片、エメラルドグリーン
挙動された眼球、私は破壊される、血液を抜かれ臓器が抜かれる、体液も脳漿も空を飛び血管が紐のように空へと舞い上がり、私の全てが天空へと消えてゆく
透明になった私
はその景色を確りと見ている
そしていつしか嘉陵裸裂尻魚になり
石灰に洗われた滑らかな体でうっとりと泳ぎはじめる
『氷河』
フォルクローレの湿った音がを雪を乱舞させる、6000mの峰峰が雪を受け止める、アンデスは動かない、目を瞑り雪の結晶を両腕で抱きながら、訪れた雪の粒子を懐で熟成させる、雪の粒子は互いに肌を寄せ合い結合する、夥しい雪が膨大な雪たちが堆積を繰り返し、重水のような氷が精製されてゆく、密実に圧縮され、眠る真実が形成され、果てしない時を戸惑うこともなく目を瞑り続ける、母なるアンデスの奏でる万年の時空を経過し湖へと旅する、旅の終わりはそれは死ではなく創生にも似て。しかし追憶の静寂の末路の叫びは聞こえてくる、巨大な透明な塊が摩擦音の嗚咽を漏らし湖に沈んでゆく、擦れた氷から白い血しぶきと吐息が漏れそれは悲しく凄惨ではあるけれど、何処か安堵にも似た叫びなのかもしれない。
『バーミアン』
仏の毛細が不毛の地へ広がり
谷に偶像が作られた
念仏を唱えながら鑿を振るい
涅槃の桃源郷へと想いを巡らせた
やがてイスラームの風が谷を覆い
偶像はつくられたもの 神ではない
仏像に帰依するものたちは
神をめぐって血塗られた
偶像は残り 谷を見つめた
1500年虚空を見
星が流れた
処刑された硝煙が混濁を招き
イスラームの教えが分断される
濃きアフガンの血は
あらゆるものへと立ち向かう
世界を巻き込んだ聖戦
砲撃が谷に響き
茶色い岩煙が飛び散る
乾いた空間に土が破裂する
破砕された眼球と肉片 足が放物線を描く
大仏の泪は乾き 目は千切られる
合掌された手が砕ける
ナンを買いに来た幼子が殺される
瓦礫の片隅に目を剥く子供
干乾びた血はどす黒く
ハエが飛び交う
殺された・・と報道
巨額な富で遺跡は修復
遺跡は守らなければならないのだと
私は破壊されよう
多くの生ける人々の
生き血を啜ってはいけない
心の中にある
神々に祈れ
"ネタ切れにつき" へのコメントを書く