雑感&机上テレマークスキーレッスン②

 昨日で須原の営業は終わりました。今年から大原から須原にお世話になっているのですが、須原フリークが多いですね。たくさんの常連さんによって成り立っているスキー場であると感じました。小雪もあり勤務することができませんでしたが、こんなスキー場だったんだ、と色々知る事が出来た気がします。

さて、昨日から一般的なアルペンスキー編(中級者レベルを対象)から、テレマークスキー編へと移行しております。
実は、テレマークスキー指導員を受験する際に、学科試験があり、テレマークスキーの歴史だとか、理論、安全、指導員としての責務など、いろいろ勉強いたしました。しかしながら、せっかく勉強したにもかかわらず、この絶対的なニーズの無さに笑いさえこみあげてくるという状況なのです(苦笑)。と、また横道に逸れてしまいましたが、その理論の中にテレマークスキーの利点という項目があったのを記憶しています。①ロングホイルベース②ターンがイージー③ターンの楽しさ④ストロークを長く使える、などの項目があったと記憶しています。①のロングホールベースというのは、アルペンスキーと違い、踵がフリーであるために左右と前後にバランスを分散しないといけないという、逆に不利な部分もあるわけですが、小さな起伏などをクリアするシチュエーションでは、それが良い方に作用するという部分での利点です。ただ、むしろこれは利点というよりも、起伏のある場面を滑走する際には、前後にスタンスを長くとらないと難しいという事だと思います。②のターンがイージーというのは、簡単という事なのですが、2本のスキー板をそれぞれ分散させてずらしていくので、ターンのきっかけが掴みやすいという事になるのでしょう。言い方を変えると、外スキーを先に動かせるので迎え角が簡単に作れてしまうという事だと思っています。③の前に④のストロークの長さという事について少し。これはアルペンスキーの踵固定用具に対し、蛇腹で足指先の関節を曲げることができ、かつ、踵がフリーであることから、ほぼ直立姿勢から大きくしゃがみこんだ低い姿勢まで有効に使えるという事です。これは利点というよりも、ロングストークを活用し、前後の開きを大きくした場合に、結果的に低いポジションになるという形態上のものであり、利点と言えるかどうかは疑問ですが。
 ④。ターンの楽しさ。私的には、これが一番ではあるまいか?と思っています。
 2016年冬から、技能検定のレベル2レベル3を取るために練習、そして合格し、2017年には、ふたたび指導員検定にチャレンジするも×。ようやく2018の春を迎えるという、ここ数年は苦行の連続でした。一方で、スキーツアーで先頭を滑走となるとテレではなかなか厳しいものがあります。そんな折、昨年大原で、ある程度滑れる子供たちを教える機会があり、テレ板でレッスンに出ました。雪は少し湿った滑走性の良い雪質。前足で雪面とコンタクトをとり、後ろ足で荷重しつつ雪面を捉えていくありさまは、まさに「スーッと行く」感じです。このソフトで、食パンで言うならば「生BREAD」な味わいとでも言いましょうか。癖になる足の感触ですね。まさにスキーにおける「合法麻薬」的な世界です。ですから、これを具体的に説明すると、やはり操作してるよなぁ~という感慨ですか、右足君と左足君がそれぞれに役割分担しながらターンを組み立てていく、絶妙感みたいなものの虜になるのです。
 前足で次のターンを模索し、後ろ足に「これなら行けるぞ」的に様子を伝え、後ろ足はターンを締めくくっていくという風な、ひとつのターンにそれぞれのストーリーが織り込まれているのです。アルペンスキーに「なんかなぁ~」と感じている方には、(ちょっと古いですが)、「今でしょ!」ですね。
 という事で、なんか悪乗りしてしまいましたが、こんな感じで書き進めていきたいと思っております。

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この記事へのコメント

鰤鯛鱒鮎
2020年03月03日 06:20
 次の冬季オリンピックは2022年の2月に北京で開催されます。中国を含めて、東アジアの新興国ではスキ-・スケートなどのウィンタースポーツが更に盛んになると思います。一方で国内に目を向けるとアルペンスキー(ゲレンデスキー)は既にピークアウトしています。

 アルペンスキーワールドカップ2020湯沢大会ですが、一般の注目度はそれほどではありませんでした。ノルディック種目はスタジアムを周回しますし、国別対抗も分かりやすいので人気がありますが、アルペンスキーで知らない選手が一人づつ見えない山頂から滑るのでは、すぐにチャンネルを変えられてしまいます。
 冬季オリンピック自体も飛び系や複数選手によるヒート系など「Xゲーム化」が顕著であり、伝統的なアルペンレースはテレビ映り(コンテンツの魅力)が今ひとつなのでしょう。
 一方で美女が4人揃い、戦略と戦術、駆け引きのドラマを兼ね備えた「女子カーリング」がテレビで大人気なのは当然ですね。

 ターンを愉しむテレーマークスキーは「贅沢なスキー」だと思います。同じコーヒーでも、自販機の缶コーヒーで十分な人も居るし、専門店で購入した選りすぐりのコーヒー豆、焙煎と煎れ方まで追求する人が居るように。テレマークスキーが最も楽しいのは、スキー場のゲレンデではなくて、新雪が広がるバックカントリーかと。故に、国内有数の豪雪地である新潟の魚沼はテレマークスキーの聖地となる条件が揃っています。

 個人的にはライト持久系のウィンタースポーツ(クロカンスキー、BCスキー)が今後は大いに可能性があると思っています。個人で楽しむスポーツとしてランニングやトレラン、ロードバイク(自転車)が年々盛り上がっていますが、テレマークスキーにしても、重装備化や機械化、基礎スキー化は自滅への道。むしろライト化、一般化、健康化、ファッション化が発展への鍵かと。

 具体的には「白馬のまほろば倶楽部」の石木田さんが提唱・実践しておられるような「女性やシニア・ミドル層でも安全に楽しめるBCクロカンのテレマーク」が今後大いに成長するジャンルだと思っています。近くの公園や林道でも楽しめますし。
 道具立ても安価で一式5万円ほど。スキー・ブーツ・ビンディングともロシニョールやフィッシャー、アトミック、サロモンなどから毎年新モデルが安定供給されています。
浅井
2020年03月03日 14:36
 鰤鯛鱒鮎さん、こんにちは。
 かつては、海和、木村、佐々木、皆川(敬称略)などが今一つのところでメダルを逸してきましたが、それでも日本中は沸き上がりましたよね。ところが、ここ数年は全く歯が立たずで、ファンはモーグルやスノーボードの活躍に目が行ってしまっています。
加えて、基礎スキーなるジャンルも、ほぼマニアック化してしまっていて、いかにも基礎ラーだな!という滑りが蔓延。整った斜面で如何にかっこよく見せるか?という虚しい世界に映ってしまいます。(ただ、それはそれで楽しめる部分は多々ありますが)


須原もそうですし(案外止められてるのかもしれませんが)大原もそう。イントラさんたちは、新雪を滑りません。あんな美味しそうな斜面があるのに、なんで食わないの?っていうくらい入っていかない。実際に、大原では深雪に入るのは私くらいでしたし。つまり、イントラたちは、今の流行の滑り、あるいはそのスキー操作のトレーニングに主流を置いて滑っていらっしゃる。
 その点、須原のパトの人は新雪好きで、果敢にブリザードに入っていきますからね。というか、ゲレンデ状況も把握しなければならないので仕事と言えなくもないですが。
 しかし、まだまだ魚沼市はテレ人口が少ないですね。大原でもそうでしたが稀に見る程度。
 石木田さんも、クロカン動画を割と流されてますよね。褒めるのが超上手なので、お客さんも幾度となく足を運んでくれるのでしょう。
石木田さんは、テレマークレーシングの経験もあり、外国の資格を持っているとか、聞きましたが、昔の教程ビデオの時のコブ滑りも圧巻ですし、もともとSAjで言えばデモクラスの方なのだと思います。

テレマークスキースクールのある所でも、歩くスキーから始めるところも結構あるみたいですね。その中で自然を楽しみ、自然に触れ、歩き滑るという一粒で何度も楽しめるジャンルとして可能性は十分あるのかもしれませんね。
あさい
2020年03月04日 07:20
気持ち玉、ありがとうございます。