テレマークスキー⑭  その他

 ブナ林間伐のイベントがトータル3日間行われ、伐採やその他の準備で結構疲労困憊し、昨日は割とよく寝ました。途中、GACKTの歌の時になぜか覚醒し、その歌の後は再び眠りに落ちました。

 カモシカ調査も大分期限が押し詰まってきまして、そろそろカモシカ山行の締めを行わないといけないという危機感を募らせていますが、明日が最終調査日かなと思っています。
 明日は、一応、カモシカ調査王道の白崩沢右岸をめぐり、桜曽根まで林道を歩き、そこから夏道の桜曽根コースを登って浅草へと考えています。帰りは滑って通常の白崩沢有雪期ルートを滑走予定です。ただ、杉の植林地内の雪がどの程度かと。あんまり柴が多いようだと、ずーと林道歩きになるかもしれませんね。




⑭から、テレマークスキー不整地滑走についてのお話をさせていただきたいと思います。
 整地されたスキー場などでテレマークスキーあるいはなんちゃってテレをやっても、さほど破錠なく滑れます。ですが、荒れたり、起伏があったりする場合は、今まで説明してきたようにしっかりとした後ろ足荷重が求められます。そして、ある程度伸展筋による脚の伸ばしによってターンを構成してくのが良いと私は思います。すなわち、テレマーク初級レベルで練習してきた動きとほぼ逆のリズムですね。
 初級や初歩レベルでは、プルークボーゲンでも説明したようにターン前半を伸ばしによって始動し、曲げで終わるというものです。中級レベルになってくると、より難しい場面に入っていくわけですが、ターン初期を伸ばしによって抜重的な動きになってしまうと、不安定になりスキーの抑えが利きにくくなります。加えて、テレマークターンのエッヂの切り替えは前後のスキーを入れ替える作業があり、アルペンターンよりも不安定な局面となります。よって、不整地や荒れた斜面を滑走する際には、切り替えを曲げながら行う意識が必要になります。いわゆるベンディングですね。そして切り替え後、脚の伸ばしによって側圧を捉えていくという動きになります。ただ、これは極端に言い表したものであり、実際には上下動をやや抑えた中間姿勢からの脚の動きという事になろうかと思います。
 たとえば、某山岳では山スキーヤーがごった返し、数々のシュプールが入り乱れ、大変滑走し難い状況だとか。
 スキー場の圧雪車のミルの跡が付いたような整地斜面で、ターン前半力を抜いて気持ちよく滑れたりしますが、前者のような状況でこのような滑りをするとまず倒されてしまうと思います。そういう場合は、ワンターンを始動期から切り替え迄のスパンで考えるのではなく、フォールラインからフォールラインまでをワンターンとして考えるのが良いでしょう。特にバランスを崩しやすい、切り替え時期を慎重に行い、脚の伸展時期をリラックスして雪面を押していくというイメージです。


次回も不整地コーナーを続けます。

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この記事へのコメント

鰤鯛鱒鮎
2020年03月14日 11:32
 「山スキーヤーがごった返し」っていえば、守門大岳ですかね?不動平から素直に尾根筋を滑って来ると、確かに斜面が荒れがちです。やはりノートラックの斜面を滑りたいので、混雑するときには、自分だったらコウクルミ沢左岸尾根(加茂や長岡、小千谷の常連さんらは自然発生的に“南西尾根”と呼称)。
https://maps.gsi.go.jp/#15/37.404358/139.105861/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

 または母川右岸尾根(中津又尾根か?)を行きます(今年は少雪で全然行ってませんが)。
https://maps.gsi.go.jp/#15/37.415198/139.106205/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

 更に、いよいよ混雑する日であれば藤平山から守門の主峰袴岳へのルートかな。
https://maps.gsi.go.jp/#15/37.387072/139.127705/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
アップダウンの登り返しがあり、斜面もメローなので、ここは本当にウロコ付きのテレマーク向きですね。人も少ないし。

 守門大岳が混雑するのは、新潟平野から真っ白に良く見えて「登りたい」「滑りたい」と思うのと、土日や休日であれば「ほぼ誰かが登っていて踏みしめたトレースが伸びている(ラッセルの苦労が少ない)」からかな〜と思ったりします。
 スキーヤーからすれば、「スキーの2本の登りトレースを(スノーシューや長靴で深く踏む事で)壊さないでくれ!」という気持ちもありますが、どっちもどっちですし、もっと混雑すれば、各種入り乱れての異種格闘技でいよいよ「幅広い高速道路」になりますから、何とも言えないですね。
あさい
2020年03月14日 16:25
 コメントありがとうございます。
 いえ、大岳の事ではありませんし、鍋倉ですか、行ったことが無いんですが、なんかそれっぽいことを言ってた方がいたので…程度の事です。
 まぁ、大岳も人気の山ですからどうしてもそうなりますよね。それを避ける場合は、中津又コースかSさんおっしゃるコースでしょうか。
今後滑ってみたいと思ってるのは、青雲岳からの中斜面を滑ってみたいかなと思っていますが、今年はもう無理でしょうね。
鰤鯛鱒鮎
2020年03月14日 23:03
 金曜日(3/13)は朝から良い天気で、越後三山が綺麗だな〜と見とれていましたが、その日越後のレジェンド(eva父さんとOさん)は越後駒ヶ岳に登頂されたようです。

https://yama-ski.at.webry.info/202003/article_3.html

 お三方の滑りが早速動画投稿サイトにアップされていましたが、前回言及したようにOさんの滑りは「フォールラインに素直に重心を落とす」「綺麗で無駄のないBCスキー」だなと感心します。特にターンの導入部分で「フォールラインへのダイビングと谷回り」を落ち着いて丁寧に処理しているため、「スキーのスウィートスポットを引き出し」「後傾にならず」「山の雪と喧嘩しない熟練のBC滑り」となっています。eva父さんの滑りもワイドスタンスを活かした安定したBCスキー。レジェンドの皆さん、流石です。見習いたい!
あさい
2020年03月15日 04:50
おはようございます。
毎度の書き込み感謝いたします。

ざっとですが、動画の方、拝見いたしました。
皆さんそれぞれ自分のスキルをお持ちで、非常に経験値の高い滑りをされていると思います。
技術的には、sさんの言われるように、クロスオーバーをしつつターンが開始されていて、谷まわりの時も無駄がなく、次の捉えを確実にホールドされているみたいですね。
それだけ多くの山を滑ったり、難斜面を攻略されたりした中で、いろんな場面での対応ができるのでしょう。
滑りのほか、総合的に世間のBC界での憧れの存在なのだと思います。
鰤鯛鱒鮎
2020年03月15日 08:07
 山スキーは一般の方から見ると不思議な趣味に見えるようで、「何でわざわざスキー場じゃない所でスキーしてるの?」という風に捉えられているかも知れませんが、雪国新潟の人が雪山に行ったり、スキーをしなくなったら、それこそ地域存亡の危機だと思います。何でもかんでもスマホの情報で分かったつもりになっている事が多々ありますが、普段から山(現場)に入り、雪上(現場)で活動する事がどんなに大切か。
 そんな意味でも「越後のレジェンド山スキーヤー」の存在は大きいです。「平日の天気の良い日に山スキーに出掛ける事が出来る」という事は、その今の環境を作り上げてきた「過去の仕事人生の積み重ねと努力」があるわけで、こちらも見習いたいと思います。
asai
2020年03月15日 17:50
こんばんは。
帰りにSさんかな?と思われる板跡がありましたが。お仕事でしたでしょうか。

山スキーの楽しさは、やっぱりオリジナルシュプールを描けるという事に尽きると思います。また、その日その日の条件があったりで、投げてみないとわからない投手のような気分も味わえますし、スキー場で滑るよりもはるかに充実感はありますね。
 平日のスキー山旅を行えるというのは、やはり良い人生を送っていらっしゃる方々だと思いますし、良い雪を味わえる機会も多いと思います。
あさい
2020年03月16日 04:12
気持ち玉、ありがとうございます。