コブ小回り、初歩。机上レッスン⑮

 昨日の須原は江戸川区小学生と一般のお客さんがちらほらといった感じで、割と肌寒い日でした。
一人二人の年配の男性が基礎スキー技術の研鑽をしており、心打たれるものがありました。年をとっても技術を向上させようとする心意気は、結果はどうあれ、とても美しく映ります。いや、結果は必ずどこかで出ることと信じましょう。


今日は昨日の続きで、一応コブの小回りターンの初歩系という事で書いて行きます。 
 中級者レベルの方がコブに入りたがらないのは、細かい起伏による、凹凸の極端な地形にあると思います。興味本位で入っても、必ずはじかれ、結局は斜滑降とキックターンの連続という事になるのが一般的です。つまりこれは、一般的な整地斜面ではほとんど能動的な運動せずとも、勝手にスキーがターンをしてくれ、勝手に下方へと移動できるという事です。ところがコブの場合は、凸凹ですから、整地の意識のまんま入ってしまうと一発で飛ばされてしまうのが一般的です。ではどうするかという事ですが、ひとつ階段をイメージいただければと思います。普通の階段は90度ごとに角ばっていますが、0度→90度、0度→90度と下がってくる階段というイメージではなく、0度→30度、0度→30度くらいのこう配をイメージいただき、そこを下方に向かって滑走するとイメージを持っていただくとよろしいでしょう。この0度の時に腰の真下にスキーがリセットされ、膝は曲げられています。そこから30度の傾斜に向かい膝を伸ばしながら脚全体を伸展させ横滑りさせます。脚の動きとしてはこれを繰り返します。その他のポイントとしては、膝が曲げられたときにストックを突くという事です。 
 以上は、コブを横からイメージしたものですが、実際のコブは、コブの頭付近と溝に落ちていく途中のコブの腹、そして一番凹んだ部分の溝ですね。この地形を巧くやり過ごしていく必要があります。簡単に言えば、コブの腹と溝の2つで如何体を動かすか?という事になります。
 まずは心に余裕をもって滑る必要があり、そのためにはしっかりスピードを抑えるという事から横ずれを多用するという事になります。その為にはコブの頂点付近からスキーのトップを横向きにした状態で脚を伸ばしながら横滑りさせ、コブの溝まで落ちる前にターンを終わらせます。コブの地形上、溝の一番低いところに結果的に落ちてしまうわけですが、その衝撃をもろに受けてしまうと脚や体全体の動きが止まり次のターンに入りにくくなってしまいます。ですから、衝撃を受ける前に仕事を終わらせ、なるべく膝を曲げた状態で圧力を抜いてあげるという動作が大切です。
 次に、コブの上部に再び浮上したスキーをいち早く次のターン方向へスピンさせることが大切です。ですから、コブの上部ではスキーを膝曲げでスピン、コブの坂道を膝伸ばしで下りながら横ずれ、ふたたび膝抱え込み、スピン、横ずらしの連続運動となります。それのストック突き運動を連動させると、横ずらし脚伸ばしストック構え→膝抱え込みストック突き→スキートップスピン・・・・の連続動作という事になります。
 ここでは、あまり外向外傾に触れていませんが、出来るものなら肩のtラインを真下に向けたままが望ましいのは言うまでもありません。ただ、これらの一連の動きを無意識で出来るようになってからの方が良いかと思われます。
 一方で、最近は少なくなりましたが、縦長のラインコブの場合、スキーのサイドカーブで両サイドに壁を作りながら滑走する技術が求められ、これらのコブは適応外となります。また、やたらピッチの狭いコブなどもコブ初心者には向かないでしょう。
 勿論、竿所からコブに入るのはちょっと…と言う方には、整地で脚の曲げ伸ばしと、ストックの併用を意識した動きを行い、やや大きめのターン弧で練習してから実際のコブ斜面に入っていくといいでしょう。
 最初から形を決めに行くのではなく、運動そのものを理解してチャレンジしてください。

以上、今日はこんな感じで書かせていただきました。なにかあればコメントなどお寄せいただければと思います。

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この記事へのコメント

あさい
2020年02月22日 05:14
気持ち玉、ありがとうございます。